拝啓 畜産草地研究所様 日本橋三越二幸

和牛の嗜好テストを7~8年かけて実行しました。消費の立場から和牛の振興を見定めました。脂を変えないとオーストラリア和牛に負けるでしょう。TPPにも勝てません。脂について畜産的知識はありませんが、自分の舌で判別しました。以下に日本橋三越二幸で週2~3回食べたステーキの嗜好テスト結果を記します。

鹿児島   イチボ    ロース     モモ◯

3/21宮崎ミスジ   脂こい    △

3/23熊本イチボ◯、×美味しくない所もあった

3/24熊本ランプ◯  脂が乗ってい

3/25福岡 モモ×   硬い、高い

3/26佐賀 ランプ△脂が足りない   いつもより美味しく ない

3/27佐賀サーロイン◯複雑

3/30宮崎内腿◯脂こってり

神戸牛◯◯◯脂がプチプチ  神戸ロース◯◯◯赤身がフカフカ  他の神戸牛◯◯  飛騨サーロイン◯◯深みハーモニ

4/1佐賀内腿△脂こってり筋

4/3青森シンシン◯脂バランス

4/4 佐賀ミニステーキ△赤身強い

4/6佐賀ランプ◯赤身がうまい どこの腿肉も固くて高い改良必要

4/8佐賀イチボ◯赤身がうまい

神戸サーロイン○脂しつこい       オーストラリアサーロイン×       国産牛△風味が足りない

これらを続けて以下の結論に到達しました。日本橋三越二幸のブログに書いたものです。

 

和牛!TPPに勝てる

和牛の脂を変えないと駄目だろう。消費者の立場から考える。 最近食べて美味しかった肉は、神戸牛、千屋牛、赤牛だ。いずれも食後に脂が舌に残らない。美味しくない和牛は脂が舌に残る。ザラザラ感がある。この脂が胃もたれの原因だろう。これを変える。舌に残らないような脂にするのである。肥育方法はこだわらない。放牧肥育でも無理な肥育でもどちらでも構わない。とにかく脂を変える。この方策を考えることに集中しよぅ。きっと消費は上向きTPPにも勝てるだろう。

和牛がんばれ。TPPに向けて

急いで和牛の質をあげなければならない 。TPPの交渉は時間をかけて慎重にやって欲しい。それまでに和牛の質向上を計って欲しい。オーストラリア穀物牛を食べてみると美味しかった。このまま放置しておけば幾つかの和牛の産地は消えてしまうだろう。 和牛の子取り生産は現金収入源、 堆肥として農地の土づくり、農家の精神的支柱として欠かせない。 和牛がなくなれば、日本の農業、山村を守れない。だから、子取り生産、肥育に智恵を集め急いで品質の向上を図らなければならない。デパートなどの販売では、味のわかる人に食べてもらい、アドバイスをもらうなど、品質向上の一助になって欲しい。

どうぞコメントをよろしくお願いします。

杉山是清