生きとし生けるものを活かせ 日本橋三越、吉川水産・二幸・万弥・鳥麻

人間は、生き物の命をいただいて生きている。だから、生きとし生けるものを活かさなければならない。これが文化である。 食料としての動物・植物をすべて活かしきり、人間活動の源とし、これらに畏敬の念を払う。 これが人間が営々と築き上げてきた文化です。

日本橋三越地下では、鳥取フェアが開かれてました。鳥取の食料品がフードコレクションコーナー、ニ幸、吉川水産、室町万弥、鳥麻に所狭しと並んでいました。「何かやろうとしているなと」三越と鳥取県の意気込みにはお客さんを惹きつけるものがありました。きっと売り上げも伸びた事でしょう。 フードコレクションコーナーに並ぶお店は名が知られてません。これからでしょう。また、来てくださいね。   吉川水産には、松葉がに、エビ、カレイ、ゲンゲが並びました。松葉がには、上品で繊細な味でミソが沢山詰まってました。北洋のものとは一味ちがいます。エビは味噌汁にしました。浜でしか食べられないとかでエビの味を堪能しました。カレイは身が繊細な味わいでした。ゲンゲは名前にまず驚き忘れないでしょう。独特な味わいで鍋にしていただきました。こういう稀少価値なものを東京に送ってください。港、港の特産品を三越に。 お客さんは待っていると思いますよ。 ニ幸には鳥取牛オレイン55が並びました。それもショーケースにズラッと。壮観でした。「何かをやっているな」とわかり、お客さんを惹きつけ、何かをやろうとしているとニ幸の志は伝わるでしょう。オレイン55のモモ肉をオーダーカットしてもらい、いただきました。一口目に今までに味わったことのない味がしました。オレイン55の味でしょうか?肉質は柔らかく味はさっぱりしていました。口の中に残りません。これから肉の味の深みをどう出していくかが課題だと思います 万弥には鳥取県の野菜が並びました。写真はブロッコリーと小松菜です。買いませんでしたが、万弥のブロッコリーは美味しいのできっとこれも美味しいでしょう。鳥取からの輸送費が課題でしょうね。特産品である梨、砂丘のらっきょを送ってください。フルーツ売り場をリニューアルしたのでそちらへ。 鳥麻には大山鶏が並びました。アッという間に売り切れでした。きりたんぽ鍋にしていただきました。煮ると炒めるより味わいがまし、脂も美味しくいただきました。 鳥取を味わいました。今後、47都道府県のフェアをやり、日本中の特産品を集め、売り、新しい特産品を生み出しましょう 食品だけでなく、漁師さんやお百姓さんの努力が伝わる情報も流してください。産地がみじかに感じます。味が決めてですが、そういう情報にお客さんがつくと思います。 魚離れ、米離れがいわれてます。関係者の努力が足りないこともありますが、日本人が魚、牛、野菜に対する畏敬の念を失ってしまってるからではないでしょうか。これらは、農耕儀礼や豊漁・安全祈願の簡素化に現れます。文化離れです。 日本橋三越は新しい文化を作ってください。神田明神の祭礼にあわせて、生き物に対するお礼の意味で大安売りをしたらどうでしょうか?それこそ本来の意味のお祭りです。生けとし生けるものを活かすことです。 食品、服飾、美術・工芸品、旅行などデパートは文化の殿堂です。文化の探求を日本橋三越の経営の柱としたらどうでしょうか?見えないこと、新しいアイデアが湧いてくるでしょう。 日本の新しい文化を創造してください。お手伝いします。

杉山是清