民具マンスリー   生物多様性における生物循環型社会からみた山村振興における経済上昇循環

牛はわらびを嫌う。放牧地はわらびばかりになる。これを利用して山村振興をはかる。今西錦司博士は、『山岳省察』の中で岐阜県高山市高根町日和田で見た牛とわらびと人間の関係について記載している。「        」

 

伝統的放牧地には生物多様性にある生物間の生態学的有機的つながりの結束度において、人間ー植物(わらび)ー動物(家畜〕関係の3者は濃密な相互依存がある。これを利用する。 わらびにとっては、牛が捕食を嫌うため繁殖を広げ、また、牛がわらび以外の競争種を捕食するため優先種となりえる。

牛にとっては、わらびが増えていくことは厄介であるが人間が定期的に採取という駆除を行いわらびが復元する10年間は野草が食べられる。 人間はわらび根を繁殖部を残して掘り取ることによってわらびが増加し、優占種となり得たわらびのわらび粉と飛騨牛を同時に得ることができる。生物多様性の経済が保証される。

新しい放牧地では、芝と牧草種(要検討)とわらびを増やし、わらび粉生産と牛放牧を共存させても効率を邪魔せず、放牧してもわらび粉生産の余地が残るようにする。効率的放牧と相反する伝統的放牧を共存させることによって単独の収支より複合の収支の方が収益があげり、生物多様性の経済性の側面が保証される。日本の農耕の起源を示唆するわらびの根堀の伝統的生産の文化が守られる。

 

循環型社会が求められていくだろう。文明は循環を使いこなす時から活性化する。物質循環、エネルギー循環、生物循環、経済循環など、限りある資源と循環を効率的に使う社会が求められる。エントロピーは減り、結果、社会は豊かになる。

 

わらび粉を掘った売り上げを原資としてカウマンション(牛の共同飼育 )で若い牛を買い、子取りならびに肥育し収入を得、これを放牧することによって同時にわらびも増やし、また、バランスよくわらび粉の再生産をし、原料やお菓子などを作り、わらび粉をはじめとする本物の山の幸ビジネスにより、本物欠如の都市との交流を活発化させられ、地域活性化に役立てる。また、牛を購入すれば畜産農家は増え、若者が面白がって定着するだろう。この循環を繰り返して発展させ飛騨牛とわらび粉を飛騨の2大産業に育てる。 日本の山村振興のモデルにする。

 

飛騨の国から仮面の忍者「赤影」参上!