『飛騨地方のワラビ根掘り』

『民具マンスリー』48(2) 2015 日本常民文化研究所 「わらびの地下茎採取活動からみた縄文中期農耕社会」.杉山是清

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わらび粉を作る過程でわらび縄という日本の古い縄ができます。その縄が作れるのは日本であの村日和田だけになってしまいました。宮内庁が探しており、桂離宮の黒文字垣の垣結に使われました

。宮内庁御用達になりました。日和田の人々が誇りにするようになりました。

わらび粉からわらび糊が作れます。古くは平安時代末期の源氏物語絵巻の裏打ちの糊に使われ、古代からの接着の糊です。近年では、提灯や番傘の糊に使われてました。現在では、バレンの和紙を貼り付ける糊や京都一閑張り飛来尾上瑞宝さん、千家十職表具師奥村家が使われています。京都西陣織りの表装の裂地の貼り付けに使われてます。

わらび餅の和菓子よりわらび糊の方が価値が高いようです。糊は凄い人ばかりでてきます。飛騨の山深い里から作られたわらび粉が京都の都の文化を支えていました。山が都を支えていたんです。

文化を考える奥深い事例です。

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▲ 杉山是清論文
「飛騨地方のわらび根掘り」『日本民俗文化体系13 技術と民俗』1985 小学館
▼「飛騨わらび」杉山是清の取り組みが明治安田生命の機関紙に紹介されました。
 
▲ 明治安田クオリティオブライフ文化財団
機関紙 『地域の伝統文化』 第24号「わらび粉とわらび縄のこと」
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